「頼んでよかった」が原動力に。
チームでやり切る力

この仕事をしていて一番嬉しいのは、「広島に頼んでよかった」とお客様から言っていただけたときです。それまで何を試してもうまくいかなかった接合加工が、私たちのレーザ溶着技術によって実現できたのですから、私たちも自分ごとのように嬉しく、また達成感もありますね。
ただ、加工条件は素材や形状によって大きく変わるので、そう簡単にはうまくいきません。特に新しい技術やこれまで採用したことのない工法を提案するときは、何度も実験を重ねながら条件をつめていく必要があります。そんなときに大事なのが「チームで動くこと」。私一人の力ではできないことも、ものづくりの知識、設計の視点、レーザ技術の特性、そして過去の事例。それらを全部つなぎ合わせて、最善の答えを導き出す過程が、僕にとってはこの仕事の一番おもしろいところです。